北海道の四季の釣り

2018年10月25日

北海道では冬場の禁漁期が無いため、周年を通して釣りが楽しめます。しかしながら、本州からの遠征組やこちらでの釣りに慣れてない方は、いつ何が釣れるのか、今ひとつピンと来ない方も多いのではないでしょうか。

ここでは季節ごとに主だった釣りものとパターンを挙げていきますので、釣行計画を組む際の参考にして頂ければ幸いです。

※あくまで私の経験則を基にしておりますのでご了承ください。住んでいた場所柄、道央~道南エリアが中心になります。

 

春(3~5月)

地域によりますが、札幌近郊のエリアだとだいたい2月下旬~3月中旬頃には、道路の雪が消えて雪解けが進んできます。少し遅れて雪代(雪解け水による川の増水)が発生し、本格的な春の訪れとなります。

千歳川は雪代の影響を比較的受けにくく、春は釣りやすい川と言えます。余市川の河口付近も春のアメマスポイントとして有名ですね。後志利別川も雪代が出る前であれば60cmクラスのアメマスが狙えます。

この時期はユスリカパターンとサケ稚魚パターンに二分されるみたいですね。サケ稚魚にボイルしている個体であればルアーでも高確率でヒットに持ち込めそうです。

GWを過ぎた頃からは雪代も落ち着き、千歳川上流部や夕張ではブラウンやニジマスをターゲットにした釣りができます。

※道央・道南では4~5月はヤマメの禁漁期です。密漁はやめましょう。

また、日本海は海アメ・海サクラの後半シーズンに入ります。天候が落ち着く日が多くなり、ライトタックルやフライで釣りやすくなります。60cmを超える大型サクラマスが多数上がるのもこの時期で、だいたい3月中旬頃から島牧・積丹沿岸で釣果が聞こえてきて、GWを過ぎたらシーズン終了って感じですね。

 

夏(6~8月)

6月に入ると北海道も気温が上がり夏らしくなってきます。ヤマメ釣りも解禁され、渓流釣りの本格的なシーズン開幕ですね。尻別川・余市川・貫気別川などヤマメ生息河川は釣り人で賑わい、十勝・石狩川水系のニジマス、道南エリアのブラウンなど、道内各地で渓流釣りが楽しめます。

この時期の大きなイベントとしては、ヒゲナガのスーパーハッチとセミの発生ですね。ヒゲナガは場所にもよりますが、だいたい6月頃にまとまったハッチがあるようです。セミ類は6月中旬ごろにエゾハルゼミの鳴き声が聞こえてきて、7月中旬~下旬頃にエゾゼミが大発生し、お盆頃には収束する感じです。セミといえば支笏湖ですよね。ドライフライでモンスタークラスのニジマス・ブラウンが狙えます。

8月に入ると川の水位が下がって厳しい釣りになりますが、雨後の増水時には荒食いモードに入って爆釣できることも。尻別川などのプレッシャーが高い河川は、こうしたタイミングで入れればベストですね。

また、7月下旬頃~お盆にかけては、知床~稚内までのオホーツク海沿岸でカラフトマス釣りが楽しめます。ここ数年はあまり釣果が芳しくないようですが、知床周辺が一番安定しているような感じがしますね。

 

秋(9~11月)

年によりますが、9月に入ると一気に気温が下がり、同時にヤマメ釣りはそろそろお開きになります。この時期は大型のニジマスの釣果がよく聞かれます。カメムシなどの陸生昆虫がメインとなるため、大型のドライフライを使ったダイナミックな釣りが楽しめます。

また、道東では遡上アメマス釣りの本格的なシーズンです。お盆過ぎぐらいからまとまった遡上が始まって、9月中旬頃までフレッシュな群れが順次入ってくる感じです。40cmぐらいがアベレージで、中には80cmを超える個体も普通に混じっています。道東の力、恐るべし…

アメマスと一緒にサケやカラフトマスも遡上していますが、北海道では河川でのサケ・マス類(サクラマス・シロザケなどの産業重用種)の捕獲は禁止されています。なるべく針にかからないようサケの多いエリアは避けましょう。

 

冬(12~2月)

札幌近郊では11月中旬頃から雪が降り始め、12月初旬~中旬頃には根雪になります。そして北の大地は約3ヶ月間、雪と氷で閉ざされます。

支笏湖や釧路川など一部の湖や湿原河川では釣りができますが、ガイドが凍りつくため非常にしんどい釣りになります。12月下旬頃からは結氷した湖や沼でワカサギ釣りが楽しめます。

釣り物は少なくなりますが、冬はなんといっても道南日本海沿岸での海アメ釣りでしょう。荒れ狂う冬の日本海で一心不乱に投げ倒す。海アメ釣りがあるからこそ、厳しい冬をやり過ごせるといっても過言ではないでしょう。

シーズン序盤はカタクチイワシやオオナゴがベイトになることが多いようです。ルアーであれば14cm前後のスリム系ミノーを中心に、ローテーションしながら反応を探りましょう。強風時にはジグの出番です。30~40gぐらいが主力になりますが、50gぐらいのジグも持っておくと、いざという時に頼りになります。

1月中旬以降は釣果が落ち込みますが、出ればサイズは大きいようです。また、この頃から2月にかけてはスカッド(ヨコエビ)を偏食する個体が増えるようで、ルアーでは釣果が上がりにくいですが、フライでパターンにはまると爆発することも多いようです。私が友人に聞いた話では、昨年は1日に50upのアメマスが50~60本ぐらい上がった日があるとかないとか…

 

 

以上が北海道の釣りの大まかな1年の流れです。トラウト以外にも根魚やナマズ・ライギョなど様々なターゲットが狙えます。ま、そのへんはまたの機会に…