北海道の朱鞠内湖でイトウを狙うには?シーズンとタックルを紹介!

2020年7月31日

どうも、いわな坊主です。今回は朱鞠内湖のイトウ釣りについて触れてみたいと思います。

朱鞠内湖について

朱鞠内湖は北海道幌加内町にある日本最大の人造湖です。石狩川水系の支流である雨竜川の上流に位置するダム湖で、湖周辺は「朱鞠内道立自然公園」に認定されています。周囲は深い森に囲まれ、自然が多く残されています。内陸で標高が高く、道内でも特に気温の低い土地として有名です。

朱鞠内湖のある幌加内町はそばの産地で、町内にもそばを振舞うお店が多数あります。中でも、朱鞠内湖から国道275号線を南に下った先にある「霧立亭」のそばは抜群に美味しいです!僕も初めて食べた時はそばの美味さに感動しました。釣行の合間に時間ができたら、是非寄ってみてください。

霧立亭

結氷する冬の時期はワカサギ釣りが盛んに行われ、氷が溶けて湖面が現れると、イトウ・サクラマス・アメマスなどを狙って日本全国から釣り人が集まります。

その中でもイトウは特に人気のあるターゲットで、日本に生息する淡水魚の中でも特に大きくなる魚です。昔に比べて個体数が減り小型化が進んでいるものの、現在でも1mを超えるサイズを狙うことができます。朱鞠内湖では、一部の時期を除いてキャッチ&リリースやバーブレスフックの装着などが義務付けられており、種苗放流も行うなど積極的に資源を保護する取り組みが行われています。そのため、道内のイトウ釣りのフィールドの中でもイトウに出会うことができる確率が比較的高い場所です。

また、渡船やガイドなどの各種サービスも利用できキャンプ場や宿泊施設も釣り場から近いため、本州から遠征するには格好の条件がそろっています。レギュレーションやガイドサービスの詳細については、朱鞠内湖の公式ウェブサイトをご確認ください。

朱鞠内湖 公式ウェブサイト

朱鞠内湖で釣ることのできる魚

朱鞠内湖では、イトウ以外にアメマスとサクラマスを同じような装備で狙うことが出来ます。ともに30cmぐらいのサイズがアベレージですが、アメマスは近年大型のものも釣れているようで60cmぐらいのサイズを狙うことが出来るようです。

アメマス
サクラマス

また、冬に氷が張るとワカサギ釣りが楽しめます。道具のレンタルもあるので、家族旅行なんかにおすすめです。

イトウの生態・特徴について

イトウはサケ科イトウ属に分類される日本最大級の淡水魚です。成長すると汽水域や沿岸部に降海する個体も見られ、海で十分な餌をとることで大型化していきます。成熟するまでに雄で4~6年、雌で6~7年かかると言われています。シロザケが速いもので2年で成熟することを考えると、成熟するまで時間がかかると言えますね。主な生息地は釧路原野、猿払原野、サロベツ原野のような湿原地帯をゆったりと流れる河川や湖沼です。道南の尻別川も、個体数が減ってはいますがイトウの生息地として知られています。

乱獲と河川改修の影響で小型化が進んでいますが、今でも年に何本もの1mクラスの個体が釣られています。 ここまで大きくなる淡水魚は日本にも数少なく、アカメやビワコオオナマズと並んで日本三大怪魚なんて呼ばれることもあるようです。実際1mに達する個体の迫力は半端なもんじゃありません。まさに”怪物”そのものです。

また、イトウは河川の上流域で産卵し、ふ化した稚魚は中流~下流域の流れの緩い場所で育ちます。そして大きくなると海と川を行き来して成長し、再び産卵の時期が来ると河川の上流部を目指します。それ故、堰堤やダムの建設によって川が分断されてしまうと、再生産が出来なくなってしまうのです。 朱鞠内や猿払のように釣りが成立するフィールドが雑誌などのメディアで紹介されていますが、こうした釣り場はイトウ達に残された数少ない”聖域”であることを忘れないでください。

朱鞠内湖のイトウ釣りのシーズンとパターン

朱鞠内でのイトウ釣りのシーズンは、5月中旬の解氷直後から水温が上昇する6月下旬頃までの「春シーズン」と、10月上旬~11月中旬頃までの「秋シーズン」の二つに分けられます。

春の解禁自体は5月1日ですが、5月上旬は結氷していることが多く、釣りができるようになるのはGW後になることが多いようです。この解氷直後が爆釣するらしいんですが、氷が張っていれば釣りすらできない訳で、なかなかタイミングが難しいところです。確実に釣りができるタイミングを狙うなら、5月下旬以降にしたほうがいいでしょう。

解氷直後から5月中旬頃まではワカサギがメインのベイトとなります。産卵で各支流に集まるワカサギや、産卵が終わって流されていくものを捕食しているようです。ルアーなら7cm前後のミノー、フライならゾンカーやドライワカサギなどが効果的です。 春のシーズンは魚が手前のブレイク周辺を回遊している場合が多いので、ウェーディングは極力控えたほうが釣果につながります。

5月下旬に入ると、今度はウグイの産卵が始まります。 前浜には夕方にウグイが産卵のために集結し、それを狙って大型のイトウがボイルします。 ベイトのサイズがやや大きくなり、ビッグベイトなどでの釣果も聞かれるようになります。

ワカサギは産卵シーズン終了後もしばらく岸近くに群れているため、ワカサギパターンも依然として有効です。また、この頃には水位が上昇してきて、6月に入る頃になるとシングルハンドで釣りをするのは厳しいかなぁ…といった感じがします。

6月に入ると水温が上がってきて、ヒットポイントが徐々に深くなってきます。ルアーで狙うならスプーンが活躍しますね。7g~14gぐらいの重さのもので、ピンクや黄色などのチャート系と、シルバーやグリーンなどのナチュラル系のカラーを持っておくといいでしょう。また、フライの場合もシンキングラインを使用し、タイプ2~タイプ3で中層を意識した釣りが中心となります。

秋は表層水温が下がってくる10月上旬頃からがシーズンで、10月上旬~中旬は6月と同じく中層を意識した釣りになります。10月下旬頃になると水温も下がって、イトウは浅い場所にも姿を現すようになります。波が立って濁りが入るような日は浅いエリアを、波がなく天候が穏やかな日は沖目のブレイク周りを狙っていきましょう。この時期は特に決まったベイトはいないようなので、浅いエリアを攻める場合は7~9cmのミノーを、ブレイク周りを攻める場合はスプーンを使っていきましょう。

イトウ釣りのタックル

ルアーで狙うのであれば、7~9ft前後のスピニングロッド、リールはシマノであればC3000番、ダイワなら2500番ぐらいのスピニング、ラインはPE14~20lbぐらいを目安にしてください。また、大型のイトウの歯は非常に鋭く、ルアーを丸のみされると細いリーダーではラインブレイクの可能性が高くなります。最低でもフロロカーボン20lbのリーダーは付けておきたいことこです。

パームス レラカムイ89H

シマノ アルテグラC3000

バリバス ショックリーダー20lb

また、場所によってはオダが多くパワーファイトを強いられるケースもあります。

こんな場所ではベイトタックルも有効です。雷魚ロッドのようなガチガチのロッドではルアーを操作しづらいので、7ft前後のMHクラスのロッドが扱いやすいです。僕はナイロンの20lbを巻いてましたが、飛距離を出すならPEラインという選択肢もありかもしれません。

フライの場合は、7番~10番前後のスイッチロッドやダブルハンドが主流のようです。シングルハンドは5月中旬~下旬限定で場所を選べば使えるかな、といった感じです。

ティムコ ユーフレックスJスイッチN+ JSWT1107 4N+

使用するフライは主にワカサギを意識したゾンカーやマラブーが中心となります。ラインはサイエンティフィックアングラーのシリーズに朱鞠内スペシャルって名前のシンキングラインが発売されてます。手持ちのシンキングラインが無いようであれば、レイクハウスでも販売しているので現地で調達するのもアリかと思います。

メーターオーバーのイトウはまさに釣り人のあこがれです。秘境の地で、是非とも思い出に残る1匹を追いかけてみてはいかがでしょうか。