然別湖のミヤベイワナを狙うには

どうも、いわな坊主です。今回は北海道の然別湖にしか生息していないミヤベイワナについて、生態や釣り場のレギュレーション等と共に、その釣り方を紹介したいと思います。

然別湖について

然別湖は、北海道河東郡鹿追町にある湖で、十勝川水系の然別川上流に位置します。大雪山自然公園唯一の湖で、標高は810m、最深部の水深は100mです。湖の周囲は原生林が取り囲み、ナキウサギやミサゴ、オジロワシ、クマゲラなど貴重な野生動物たちが生息しています。

湖の西側には然別湖畔温泉があり、普段の忙しい生活から離れてゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。

釣れる魚種はミヤベイワナのほかにニジマス、サクラマスが主なターゲットになっており、ワカサギやウグイなども生息しています。

然別湖のミヤベイワナ

外見はオショロコマそっくりですが、世界中で然別湖にしか生息していない貴重な魚です。1万年前の火山活動の影響で然別湖に封じ込められたと考えられており、プランクトン食性に偏った独自の進化を遂げた魚です。絶滅危惧種に指定され、北海道では天然記念物として保護されています。

25-35cmぐらいの個体が多いですが、中には50cmを超えるサイズも存在します。秋になると一斉に流入河川のヤンベツ川に遡上して産卵します。なお、ヤンベツ川は全面禁漁です。絶対に釣りは控えましょう。

解禁期間とレギュレーションについて

然別湖は基本的に湖も流入河川も全面禁漁ですが、釣りによるミヤベイワナの資源調査という名目で遊漁が認可されています(有料です)。また、資源調査なので釣れたミヤベイワナは全て体長を測定して記録を提出しなければなりません。そこらへんが普通の釣り場と少し違うところですね。

毎年5月下旬~7月上旬(ファーストシーズン)と9月中旬~10月上旬(セカンドシーズン)の2回の解禁期間で、1日50人限定で釣りが楽しめます。ルアー・フライ・テンカラでの釣りが可能で餌釣りは禁止です。シングルバーブレスフックのみ使用でき、釣れたミヤベイワナは全てリリースすることが義務付けられています。詳細は下記の「グレートフィッシング然別湖」のホームページでご確認ください。

2020年度 グレートフィッシング然別湖レギュレーション

内容を見てもらえれば分かると思いますが、かなり細かくレギュレーションが設定されています。と言うのも、ミヤベイワナは食味が良く、乱獲されて絶滅寸前まで追い込まれた過去があります。その教訓を生かして全面禁漁措置が取られ、何とか資源が回復してきたので釣りが認可されているわけです。然別湖で釣りができるのは、先人たちの努力のおかげでもあるんですね。

ミヤベイワナの釣り方とタックルについて

然別湖ではボートからの釣りがメインになるので、ロッドはあんまり長くない方が釣りやすいです。ルアーで釣る場合は、渓流で使うような5.0~6.0ftぐらいのUL~Lクラスのスピニンタックルが釣りやすいです。

北海道の渓流でおすすめのルアータックル

多くのミヤベイワナは中層を回遊しているので、5~10gぐらいのスプーンをカウントダウンしながら沈めて、反応が集中する棚を探っていきましょう。

ヘブン 7g / スミス

以前セカンドシーズンにミヤベイワナを狙った時は、グリーン系のスプーンが好反応でした。カラーの違うものを何種類か持って行って、当たりパターンを探ってみるといいでしょう。

また、ファーストシーズンは大型のミヤベイワナを狙えますが、後半になると水温が上がって魚の泳層がどんどん深くなるため、棚を見つけるのに苦労するようになります。セカンドシーズンでは大型魚は産卵で川に入ってしまうため30cm前後の個体しか釣れませんが、魚が比較的浅い場所を回遊するようになるので数釣りしやすくなります。そのあたりを考慮して、どっちのシーズンに釣行するか決めましょう。

狙うポイントについては、公式サイトでも色々紹介されていますが、現地に行ってスタッフの方から情報をもらうのが一番です。

然別湖ガイドマップ

提出された釣果の記録はスタッフの方も目を通しているため、前日どこでどれだけ魚が釣れたか、直近の傾向など的確なアドバイスが返ってきます。また、スタッフの方も釣り好きな方ばかりなので、いろいろと情報交換してみるのも面白いと思います。フライなんかは現地に行かないと分からないようなパターンもあるようなので、積極的に声をかけてみましょう。あ、私はフライで然別湖は攻めたことがないんで、詳しいことは割愛します。(笑)

以上、然別湖のミヤベイワナについてでした。世界で唯一の美しいターゲット、釣り上げれば一生の思い出になることは間違いありません。そんな素敵な出会いを求めに、ぜひ然別湖へ遊びに行ってみてください。